季節の変わり目に感じる心と身体への負担

ストレス

季節の変わり目は体調不良になりやすい

日本では昔から季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われており、その背景のひとつに気温の変化が影響していると考えられています。また、季節の変わり目には生活環境などの変化があったりと、年齢や性別に関わらず、なにかとストレスがかかる時期でもあります。


「だるい」「頭痛がする」「やる気がでない」・・・

1日のなかで気温の変化が大きかったり、冷暖房の効いた部屋と屋外の気温差が大きかったりすると、体温調節の役割を担う自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下してしまいます。


これらによって、食欲不振や頭痛、めまい、寝つきの悪さなどの身体的な症状に加え、身体がだるくて意欲がわかない、仕事や勉強に集中できない、気持ちが内向きで憂うつになるなどのメンタル面の不調にもつながり、人間関係に支障をきたしてしまうことも少なくありません。


対策のカギは規則正しい生活にあり

日々の生活を不調知らずで快適に過ごすには、急激な寒暖差や気圧変動、アレルギーなどに耐えられる身体づくりを行い、痛みや疲労、ストレスを感じる頻度を減らすことが大切です。


そこで効果的な対策となるのが「自律神経のバランスを整える」ことです。


睡眠時間を整えましょう。

私たちの身体は、いわゆる「寝だめ」をすることはできません。
毎日適度に睡眠をとることが大切なのです。


おおよそ○時間といわれてることもありますが、適切な睡眠時間は人によって異なります。
自分に必要な睡眠時間は日中の眠気の程度で判断すると良いでしょう。


シャワーだけでなく入浴を。

質の良い眠りのために就寝前の入浴も効果的です。
就寝の30分~1時間前に、40℃のぬるま湯に15分ほど浸かってみましょう。
入浴後、放熱が活発になって深部の温度が下がり、スムーズな入眠を誘います。


食事で免疫力を高めよう

忙しいからと言って「パスタだけ」「ごはんとふりかけだけ」「菓子パンだけ」など、主食のみの食事で済ませていませんか?気を使いたくても仕事や家事が忙しくてついつい適当な食生活になってしまう人も多いかもしれません。


ですが、忙しさに甘えて偏った食生活を続けていると、筋肉のもととなるタンパク質や、身体の調子を整えるビタミンが不足し、怠さなどの身体の不調が改善されないだけでなく、免疫力の低下にも繋がる可能性があります。免疫力の低下は体調不良の原因として大きな影響を与えます。


ビタミンやミネラル、カルシウムを摂りましょう。

ビタミン(B群、Cなど)は、神経を落ち着かせ脳細胞を活性化する力があるといわれています。
ミネラル(カルシウム、鉄など)は、筋肉、神経内でさまざまな生理機能を調整する役目があります。


腸内環境を整えましょう。

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、ストレスや緊張などの精神的な影響を受けやすい器官です。便秘や下痢などによって腸が不調な状態だと、副交感神経の働きが低下してしまいます。

そうすると血管が収縮して血流も悪くなり、栄養が体の隅々まで行き届かず、体調不良を引き起こしてしまうのです。


適度な運動でリフレッシュしましょう。

自律神経を整えるには、身体の様々な筋肉をゆっくり伸ばすような運動が有効です。具体的には、ヨガやストレッチ、ウォーキングなどで、負荷が高くなくても無理なく継続できることが重要になります。


まとめ

季節の変わり目は誰しも体調を崩しやすいものです。毎日を健康に過ごすには、自律神経のバランスを崩さないように心掛けることが大切となります。 そのためにはできるだけ決まった時間に寝起きして食事もきちんと取る、入浴でリラックスしたり適度な運動を心がけるなど、規則正しい生活を送ることが健康への近道といわれています。

今一度規則正しい生活を送るために自身の生活を見直して快適な日々を過ごしていきましょう!