「ビタミン」は生きていくうえで必要不可欠な存在

健康維持

知っているようで知らない。「ビタミン」ってなんだろう?

買い物に行くと、食べものや飲みもの、日用品にいたるまでビタミン配合商品が沢山溢れています。


でも「ビタミンってなに?」と改めて聞かれると「身体にいい」くらいの認識で「入っていないよりは入っているほうが良い栄養素」くらいに考えているひとも多くありませんか?


「身体にいい」だけじゃない!こんな方にもおすすめ!

ビタミンを効率的にとることで、これらの悩みにもこたえてくれます。


「ビタミン」とは

「 ビタミン(Vitamin)」の「 ビタ(Vit)」は「生命」や「活力」を意味します。


ビタミンは、熱やエネルギー、身体を作る成分ではありませんが、微量栄養素と呼ばれ健康を維持増進するために、体内で少量で役割を果たす、身体にとって欠かせない物質です。


私たちが健康的な生命活動を営むために大切な役割を果たすビタミンは、「潤滑油」に例えられることがあり、エネルギーをつくりだすサポート健康な身体を維持するいう重要な役割を担っています。


ビタミンは、代謝の調節をする重要な栄養素ですが、体内でほとんど作ることが出来ないため、食べ物から摂取しなければなりません。そのため、不規則な食生活をするとビタミンが不足し、欠乏症を引き起こすことがあります。


  • 脂肪・糖質・たんぱく質のように、エネルギーになるものではない。
  • ビタミンの役割は、エネルギーをつくりだすサポートや健康な身体を維持すること。
  • それがないと身体という機械がスムーズに働かない“潤滑油”のような働きをしている。


「ビタミン」は一つだけじゃない!

現在ビタミンとして認められているものは全部で13種類あります。
水に溶けやすい水溶性のものと、脂に溶けやすい脂溶性のものに分けられます。
それぞれのビタミンで特性が分かれるため、偏った生活にならないように注意が必要です。


「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」ってなんだろう?

水溶性ビタミン

名前の通り水に溶けやすいビタミンのことで9種類あります。
大別して2つに分けることができ「ビタミンC」とそれ以外の8つを「ビタミンB群」といいます。


水溶性ビタミンは体内で必要とされる量以外は尿として体外へ排泄されるので、過剰摂取の心配は特にありません。


調理の際は、水につけすぎたり、茹ですぎたりしないことがポイント!
効率よく摂るために、生のまま食べられる果物やスープ、みそ汁などの汁物がおすすめです。



脂溶性ビタミン

脂に溶けやすい脂溶性のものは4種類あり、過剰摂取によって体内に蓄積されてしまうビタミンです。


近年はさまざまなビタミン剤が市販されていますが、脂溶性ビタミンは摂りすぎると体内に蓄積されることから、摂りすぎると過剰症というトラブルを発症してしまいます。


調理の際は、油ものと一緒に摂ることで吸収率がアップします。
例えば、ビタミンA(カロテン)が含まれているニンジンは、油を使用して炒めたり、サラダに入れる際はドレッシングで和えたりすると良いでしょう!



脂溶性ビタミンは、ビタミンA、E、D、Kの4つしかありません。
「4つ(し)DAKE(だけ)」とすると覚えやすいです!
脂溶性ビタミンは、ビタミンA、E、D、Kの4つしかありません。
「4つ(し)DAKE(だけ)」とすると覚えやすいです!



まとめ

栄養バランスのとれた食生活を送っていれば問題ないのですが、現代人はビタミン不足ぎみ。


「朝は早いから朝食抜き。お昼は忙しいしコンビニでいいかな。今夜も飲み会だ!」なんて毎日だと、必要なビタミンを食事から摂ることができず、ビタミン不足に陥ってしまいます。

現代人が普段の食事で必要なビタミンを十分に摂るには、新鮮な旬の野菜をたっぷり使い、肉や魚など様々な種類の食材を調理して毎日バランスよく食べるのが理想です。

とはいえ、忙しい人は食事だけで十分な量のビタミンを摂取するのが難しい場合もあるでしょう。
そのような方はビタミンがバランスよく配合された栄養機能食品を利用するのもおすすめ。


実は深刻な欠乏状態に陥ることもある現代の「ビタミン不足」。
栄養不足は過去のもの……なんて考えずに、きちんと対策することが必要になってきています。