健康維持

身体をつくる最重要の栄養素「タンパク質」とは

健康維持

今さら聞けない・・・「タンパク質」ってなんだろう?

「いつまでも元気でいたい」
「美しくありたい」

健康や美容への意識は社会全体で広がり、さまざまな栄養素への関心が高まってきています。


その中でもタンパク質への関心も高まり、数多くのサプリメントやプロテインバーなどが、スーパーやコンビニでも並ぶようになりました。

なぜタンパク質への関心が高まっているかというと、健康な身体をつくるだけでなく美容やダイエットをするうえでもタンパク質が重要な栄養素となるからです。


健康・美容だけじゃない!こんな方にもおすすめ!

タンパク質は、体の多くの部分をつくるため、不足すると全身に影響が出ます。
筋力低下や肩こり、腰痛、風邪を引きやすくなった等の不調はタンパク質不足が原因かもしれません。


「タンパク質」の役割と種類

炭水化物、脂質と並ぶ三大栄養素ひとつ「タンパク質」は英語表記でプロテイン。
語源は、ギリシャ語の「プロティウス」(最も大切なもの、第一となるもの)からきています。


人の身体の約60%は水分で出来ていますが、15~20%はタンパク質で出来ており、タンパク質はアミノ酸が結合した化合物です。



タンパク質は、骨格、筋肉、血液、毛髪、皮膚、爪、ホルモンなどを構成する主成分で熱やエネルギーとなったり、身体の調子を整える作用もあります。



アミノ酸とは

アミノ酸は全部で20種類あり、組み合わせによってさまざまなタンパク質が形成されています。


アミノ酸のなかには、体内で合成できないため、直接食事から摂らなければならないものもあります。体内では合成できないものを必須アミノ酸といい、次の9種類(成人は8種類)あります。



食事からタンパク質を摂取するには、肉や魚、卵などの動物性食品と、穀類や豆類などの植物性食品があります。実は動物性と植物性など食材によって、含まれている必須アミノ酸が違います。


この違いを知らずにいると、タンパク質をしっかり補給しているつもりでも必要なアミノ酸が摂れていなかった、という可能性も考えられます。


動物性タンパク質

肉類、魚介類、卵、乳製品などの動物由来のタンパク質

植物性たんぱく質

米、小麦、大豆などの穀物類、野菜や果物など植物由来のタンパク質


動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく

動物性タンパク質は必須アミノ酸を多く含んでいます。
特に注目すべきは、筋肉づくりの指令を出すロイシン含有率の高さです。


植物性タンパク質の代表ともいえる大豆タンパク質は、女性の健康・美容に働きかける大豆イソフラボン、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富です。
吸収速度がゆっくりしていて腹持ちが良く、脂肪燃焼しやすいのも特長といえるでしょう。


それぞれメリットのある植物性・動物性タンパク質を同時に摂取することで相乗効果が期待できます。


「タンパク質」が不足しないように出来ること

体内でのタンパク質の活用は、内臓や血液、ホルモン、免疫細胞、筋肉の生成など、生命維持活動が優先される為、十分な栄養がいきわたらなくなると、肌がガサガサする、髪のツヤがなくなる、爪が割れるなどの美容面に影響が出やすくなります。
これらの部位の不調は、タンパク質不足のサインに繋がっているのです。


偏った食生活の改善

食事量の減少で偏った食生活になることが、タンパク質不足の代表的な原因です。例えば、ダイエット中で低カロリーを意識している、仕事や家事で忙しく、スーパーのお惣菜やコンビニなどが多く、常に簡単な食事で済ましているといった場合、十分に食べているつもりでも食生活が偏りやすくなります。ストレスで食事量が減った、加齢で食が細くなった場合も注意しましょう。


栄養の偏りを感じたら、日々の食事を見直しましょう。


コツは・・・


①例えば朝食はパンだけという人はトーストの上にチーズをのせればタンパク質の摂取量が増えます。

②和食の場合、いつもの白米に納豆を、味噌汁に豆腐を組み合わせるのもいいでしょう。

③コーヒーはブラックではなくミルクや豆乳を入れてラテにしてみてはいかがでしょうか。

④ゆで卵やヨーグルトなど手間のかからないものを合わせてみるのもオススメです。


効率よくタンパク質を摂取したい場合は、サプリメントやプロテインを活用するのもひとつの手です。
忙しくても、手軽にタンパク質の不足分を補えます。



まとめ

タンパク質は、身体に欠かせない栄養素です。不足すると、筋肉量が減る、太りやすくなる、肩こり、腰痛になるなど、身体に様々な不調が起こりやすくなります。



タンパク質は、食事から摂取することが大切です。バランスのよい食事をとることをおすすめします。家事や仕事で忙しく難しい場合は、サプリメントやプロテインなどの栄養補助食品を活用しましょう。


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