健康維持

「プロテイン」をプラスして理想のカラダづくりを

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「プロテイン」と「タンパク質」は同じもの

「プロテイン」とは日本語で「タンパク質」を表します。
食品で例えると、肉、魚、大豆製品、卵、乳製品などに含まれている栄養素です。

ンパク質は筋肉だけでなく、内臓や皮膚、髪の毛、爪に加えて、ホルモンやへモグロビン等さまざまな形で身体の中に存在しています。

プロテインはタンパク質の一種であるというイメージを持っていたひとも多いかもしれませんがプロテインとタンパク質は全く同じものであり人間にとって最も重要な栄養素といわれています。

それほど重要といわれているタンパク質。不足するとどうなるのでしょうか?

肌荒れや髪質が悪くなるという明確な不調だけでなく、不足することによってカラダづくりがスムーズにいかない、体調を崩しやすくなる、ケガをしやすい、ケガの回復が遅い・・・というような、望ましくないことが起こりうる事態に陥ってしまいます。


理想のタンパク質摂取量とは?

タンパク質の必要量について、日本人の食事摂取基準によると、成人の場合、体重1kgあたりおよそ1gが、健康的な生活を送る上で最低限必要な量と考えられています。

つまり、特に運動をしていない一般人であれば、体重1㎏あたり1gでこと足りるということです。

しかし、筋肉をつけたい、引き締まったカラダにしたい、競技パフォーマンスを上げたい・・・というひとにとっては1gだと少し物足りないといえます。

カラダを変えたいなら、男女とも1日に体重1㎏あたり2gの摂取を目安にすると良いでしょう。
<国際スポーツ栄養学会の推奨(2018年)より>

運動していない  体重1㎏=タンパク質1g (例)体重50㎏タンパク質50g

フィットネスをしている  体重1㎏=タンパク質1.5g (例)体重50㎏ ☚ タンパク質75g

本格的に運動をしている  体重1㎏=タンパク質2g (例)体重50㎏ ☚ タンパク質100g


タンパク質を必要量摂取するためには?

自身の体重から計算したタンパク質を意識して摂ろうとしてみると、理想の数字に近づけることが意外と難しいことに気づくかもしれません。

たとえば、本格的に運動しているひとで体重70㎏の人であれば、身体づくりに必要なタンパク質量は、体重1㎏あたり2gで計算すると140gになります。

これは、ステーキであれば700g程度、卵であれば20個以上、牛乳であれば4L以上に相当します。

これらを全部摂ろうとすると一緒に多量の脂肪をも摂ってしまうことに・・・理想のカラダづくりからかけ離れてしまいます。

文部科学省の「表2鶏卵の成分(五訂日本食品標準成分表)と卵1個あたりの栄養素摂取比率」によると、卵の中で食べられる部分100gに対してタンパク質の量は12.3gと記されています。
つまり卵1個の重さは約50~60gなので卵1個に含まれるタンパク質は約6.2gです。


プロテインの特徴とは

パワーアップしたいときは体脂肪を増やさず筋肉量を増やすのがポイント。栄養バランスのとれたプロテインで必要なタンパク質を補いましょう。健康的にスタイルアップしたい場合にもプロテインは役立ちます。

体脂肪をなるべく増やさずに筋肉量を増やすためには普段の食事とプロテインパウダーの組合せで1日に必要なたんぱく質を摂るのがおすすめです。


プロテインには種類がある?

「プロテイン=タンパク質」には様々な種類が存在します。

その中でも代表的なものがホエイプロテイン、カゼインプロテイン、大豆プロテインです。
どのタンパク質もそれぞれ有用な特徴がありますので上手く使い分けるようにしてみてください。


必要な栄養素はタンパク質だけではない?

タンパク質はカラダづくりの元となる栄養素。
しかし、タンパク質だけでは効率のよいカラダづくりは実現できません。


ビタミン

ビタミンは、タンパク質、炭水化物、脂質のように、カラダの材料やエネルギー源にはなりませんが、これらの栄養素をスムーズに代謝する働きがあります。

ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)が
不足してしまうとプロテインの働きが十分に行われないことにつながります。

ミネラル

ミネラルはカラダに微量しか含まれませんがカラダの構成成分となる重要な栄養素のひとつです。
カルシウムや鉄分などもミネラルの一種となり、合計で16種類も存在します。

ミネラルは体内で合成できないため、食事での摂取が重要となりますが、カルシウムや鉄分などは普段の食事で摂り切れていないことが現状です。

炭水化物

タンパク質が筋肉の原料となるのに対し、炭水化物は筋肉のエネルギー源となる、非常に重要な栄養素です。

炭水化物が不足してくると、体内はやっかいな問題が生じてきます。というのも、不足したエネルギーを補うために筋肉が分解されて、代わりにタンパク質がエネルギーとして使われてしまうからです。

このような事態を避ける為にもタンパク質と併せて炭水化物もしっかり補給することが大切です。

プロテインを摂り入れて楽しく健康な毎日を


プロテインは、タンパク質を中心としたミネラルやビタミンなどの栄養素を、バランス良く含んでいるアイテムです。成長期にある子どもでも、10歳になると大人と同じくらいの栄養素が必要となります。

特に身長を伸ばす骨の形成にはカルシウムだけでなくタンパク質も必要となるため、プロテインを活用することは成長の助けにもなるでしょう。

プロテインは、子どもから大人まで、運動をする人もしない人も、すべての人におすすめできます。
普段の食事にプラスして、健康な毎日を送りましょう。

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