はじめに
代謝とは、外部から摂取したエネルギーが体内で利用・消費されることをいいます。
主に2つの種類があり、
基礎代謝は、呼吸や体温維持、臓器の働きといった生命維持に必要なエネルギー消費
新陳代謝は、新しい細胞が生まれ古い細胞が排出されるという一連のサイクル
を指します。
代謝がいい人の特徴
「○○だから代謝のいい人!」と言いきることは難しいですが、代謝がいい人には共通した生活習慣があるものです。
ここで、いくつかの特徴や注意している点を挙げていきます。
筋肉量が平均的に備わっている
一般的に、人間の基礎代謝量のうち、30~40%は筋肉で消費されていると言われています。
そのため、筋肉量が増えれば体内で消費されるエネルギー量も増加し、基礎代謝量もアップするというわけです。
そこでオススメしたいのはインナーマッスルを鍛えるトレーニング。
インナーマッスルは血液の循環を促すため、鍛えれば代謝アップにもなり効果てきめんです。
低負荷で持続させる運動で鍛えられるので激しい運動や過酷な筋トレが苦手な人でも取り組みやすいでしょう。
内臓の動きが活発
内臓の働きが活発な人は、食事で得た栄養素を効率よく取りこみ不要になった老廃物をスムーズに排出することができます。
また、内臓の働きがよければ体内で消費されるエネルギー量も増加します。
つまり内臓の動きが活発な人は、新陳代謝がよく基礎代謝量も高い=代謝がいいと言えるでしょう。
水分補給をしっかりしている
水分をしっかりと摂ると、体内の水分が絶えず新しく入れ替わり、古くなった水分は老廃物と共に汗や尿、便となって体外へ排出されていきます。
汗をしっかりかいている
毎日しっかりと汗をかくと、余分な水分や老廃物が体外へ排出されて新陳代謝がよくなります。
また、一般的に基礎代謝が高い人は体温が高く、汗をかきやすいと言われています。
代謝がいい人は汗をかきやすいとも言えるでしょう。
そこで、1日の終わりには、しっかりと湯船に浸かって身体を芯から温める習慣をつけてみましょう。
身体が温まって血液やリンパの流れがよくなると、老廃物も溜まりにくくなり身体もスッキリします。
質の良い睡眠をとっている
新陳代謝の働きは、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって高められます。
成長ホルモンは午後10時から午前2時の間に多く分泌されており、この時間帯はお肌の新陳代謝を促すゴールデンタイムと呼ばれたりもします。
夜更かしをせず質の良い睡眠をとっていることも、代謝がいい人の特徴です。
バランスのとれた食事を摂っている
基礎代謝量を上げてくれる筋肉の原料となるタンパク質、そのタンパク質を分解するビタミンB6など、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることは代謝にもいい影響を与えます。
また、どんなにバランスよく栄養が取れていても食べ過ぎて消化不良になると代謝が悪くなってしまいます。
食事は胃腸に負担をかけない腹八分目を心がけるのが良いといえるでしょう。
まとめ
「痩せたい」「健康になりたい」「若々しい肉体を維持したい」など目指す身体は人それぞれですが、いずれの理想にも、代謝を正しく理解することが少なからず役立ちます。
代謝がいい人の日頃の生活習慣は誰しもが出来ること。
適度な運動をする、 積極的に水分を摂る、毎日湯船に浸かる、栄養バランスのよい食事を心がける、といった習慣を続けることで、血流が巡りやすくなり、代謝を上げることが可能です。
代謝を改善して身体の調子がよくなると、心も明るくポジティブになれるはずです。