健康維持

朝食の大切さ。

健康維持

はじめに

私たちは、朝になると目が覚めて夜になると自然に眠くなります。

これは、生まれながらに私たちの身体に備わっている能力、
遺伝子がコントロールしている体内時計が働いているためです。


人間の体内時計

人間には1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっており、意識しなくても、日中は身体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。人間の体内時計は1日25時間の周期を持っていて、24時間周期の地球のリズムとは1時間の誤差が生じています。この体内時計のリズムをリセットする時間合わせのためのスイッチが太陽の光と朝食といわれています。


朝食の意味

朝食には寝ている間に消費したエネルギーを補充し脳を活性化させることで身体を目覚めさせる役割があります。その他にも睡眠中に低下した体温を高めることや生活リズムを整える役割も持っています。目覚めきっていない身体に活動のスイッチを入れる為にも朝食をとることは大切だと言えるでしょう。


朝食を抜くと起こるデメリット

睡眠中も脳のエネルギーは消費されていて、朝起きたときは飢餓状態のため朝食を抜いてしまうと脳に十分なエネルギー源が供給されなくなります。


イライラする、だるさを感じる

脳の働きが悪くなると集中力・記憶力などの学習能力を低下し、体温も上がらず、だるさや眠さを強く感じるようになります。朝食を食べることは、身体の健康はもちろんのこと、脳の働きや健康に大きく関係する、とても大切なことなのです。


太りやすくなる傾向がある

朝食でタンパク質をとると、胃で分泌される食欲刺激ホルモンが減り腸で分泌される食欲抑制ホルモンが多くなるため日中の食欲が抑えられるといわれています。
また、朝食をとらずに空腹の状態で昼食をとると空腹を感じやすくなり、食べ過ぎや間食の原因になることもあり、朝食をとることは太りにくい身体作りにもつながるため、ダイエットをしていても朝食はしっかりとりましょう。


まとめ

慌ただしい現代では、朝食にゆっくり時間をかけることは難しいかもしれません。しかし、朝食は私達の心と身体を元気にしてくれる重要なものなのです。太陽の光を浴びて体内時計がリセットされる為、朝、目覚めてからあまり時間を空けずに朝食を食べましょう。

前夜の夕食との時間が10~12時間空いていれば、身体が「これは朝食だ!」としっかり認識して、体内時計を整えます。そのため、夜遅い時間に夕食をとるのは好ましくないといえます。

脳のエネルギーである炭水化物(糖質)は必須な栄養素です。また、エネルギーが消費されるのは朝食のおかずにタンパク質が含まれているからです。朝食は、ごはんとおかずが組み合わされた、日本型の朝食が最も理想的ともいえます。


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