運動不足

「ウォーミングアップ」がベストパフォーマンスを生む

運動不足

ウォーミングアップの必要性

・運動によるケガの防止
・足慣らし、肩慣らしなどの準備
・運動開始時のパフォーマンス向上

などを目的に行う、運動前の準備運動のことをウォーミングアップといいます。

ウォーミングアップ言葉の通り、体温を上げて身体を温めるwarm:ウォーム(温める)と、心拍数を上げる、血流量を増やすup:アップ(上げる)ことが大切です。筋や関節も温まることで関節可動域が広くなり、心拍数や血流量を徐々に上げることで心臓や肺への急激な負担を避けることができます。


ウォーミングアップの効果

身体を軽く動かすと、血液を全身に送りこむことができます。
全身の血行を良くしたり、エネルギーを作り出すために必要な酸素を、
十分に取り込んだりすることが期待できます。


体温・筋温の上昇

運動に適した体温及び筋肉の温度を作ります。
身体の隅々まで血液を循環させることで筋肉のこわばりをほぐし、
運動に適した柔らかさにする目的があります。


運動時の怪我を予防する

十分に関節回りや筋肉を温めておくことで、
運動による身体への衝撃を受け止める用意ができ、怪我や故障の予防につながります。


運動開始時のパフォーマンスを上げる

可動域を広げ、十分に血液を筋肉の隅々まで届けておくと、
何もしないときと比べてスムーズに身体を動かすことができます。
そうすることで動きの質が良くなり、技術・体機能の向上が見込めます。


ウォーミングアップの方法

筋肉の温度を上げ、筋肉への血流を促す方法がおすすめです。
さらに関節可動域を広げるメニューを加えて主運動に備えましょう。


ウォームアップの種類と順番

筋トレ前のウォームアップは以下の順番で行うとよいでしょう。

1)軽い有酸素運動で心拍数と体温を上げる
2)アクティブ・ストレッチで筋肉と関節をほぐす
3)軽い負荷のセットで動作を身体に慣らす


アクティブ・ストレッチとは

本番の筋トレで使う筋肉とその拮抗筋肉に刺激を与え、関節の可動域を広げることが目的のストレッチで、動きながら身体を解します。例えば、ラジオ体操はとてもよいアクティブ・ストレッチです。

運動前のストレッチは、約8~12分ほどかけて主運動に使用する筋群を伸ばすことを目的に行うことが望ましいといわれています。
筋肉のパワーを引き出すためは、実際の種目に即した動的ストレッチを用いるのもおすすめです。


まとめ

心拍数を高めて血液の流れを良くし、体温・筋温を上げるにも、しっかりとウォーミングアップを行いましょう。普段から意識して、自分にとってのベストなウォーミングアップ(強度・時間・内容など)を見つけることが大切です。自分にとってのベストなウォーミングアップが出来れば、本番でもベストパフォーマンスを発揮することが可能になるでしょう。

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