かぼちゃの栄養とレシピ「ほっこりかぼちゃ煮」

健康維持

かぼちゃのいろは

幅広い料理やスイーツに用いられるかぼちゃは、「冬至にかぼちゃを食べると長生きする」という諺もあるほど、栄養価が高いことで知られています。
収穫の一番のピークは夏〜初秋の間、旬は9〜12月頃の冬の時期です。収穫したてのかぼちゃは甘味が弱いので、風通しの良い日陰で1カ月ほど保存して、追熟されてから出荷されています。


カボチャ(南瓜/ かぼちゃ)【分類:ウリ科>カボチャ属

かぼちゃは、大きく分けると西洋かぼちゃ・日本かぼちゃ・ペポかぼちゃに分けられます。 
最も流通量が多いのは大型で甘味の強いホクホクした食感の西洋かぼちゃ(坊ちゃんかぼちゃ)、日本かぼちゃはバターナッツ、ペポかぼちゃは金糸瓜やズッキーニなどが代表的です。


かぼちゃの栄養・効果

かぼちゃは糖質や食物繊維といった炭水化物が豊富な緑黄色野菜です。 さらに、βカロテンをはじめ、カリウム、ビタミンC、ビタミンEといった栄養素が多く含まれています。 


かぼちゃの調理時ポイント

かぼちゃの皮には、果肉部分以上にβカロテンが多く含まれるといわれています。
ビタミンAは免疫アップや、皮膚の健康を守ってくれる欠かせない栄養素です。

ほかにも、先ほどお伝えしたように皮の部分には食物繊維も含まれます。
そのため、かぼちゃの栄養を余すことなく摂りたいなら、皮ごと調理して食べるのがおすすめです。


かぼちゃの選び方

かぼちゃは、緑色が濃く、ずっしりして重量感があり形が整っているものを選びましょう。
かぼちゃは収穫後しばらく熟成させたものの方がおいしくなるので、ヘタのまわりがくぼんでいたり、ひびが入っていたりするもの、あるいはコルクのように乾燥しているものは完熟している証拠です。


かぼちゃを使ったレシピ「ほっこりかぼちゃ煮」

かぼちゃはそのまま切るのはとても硬いのでレンジで加熱して柔らかくしてからきると良いでしょう。電子レンジから取り出した直後はとても熱いので、粗熱が取れてから使うようにしましょう。

弱火でコトコト煮込むのがポイント!
水分が一気に飛んで焦げ付いてしまわないように、火加減の調整には気をつけましょう。


かぼちゃの豆知識

かぼちゃをレンジで加熱したあとに出来る白いブツブツとしたものが何かご存知でしょうか?


この白いブツブツはかぼちゃに含まれる糖分が結晶化したもの。

かぼちゃはでんぷん質が多い野菜ですが、高温で乾燥するとでんぷん質が糖分に変わり甘くなります。レンジで加熱したあとに白いブツブツとしたものがでるのは、その糖分が結晶化してかぼちゃの表面に出たもの。そのまま安心して食べていただいて構いません。


まとめ

野菜のなかでも抗酸化作用がトップクラスとされており、豊富な栄養を誇る「スーパーフード」としても注目をあびているかぼちゃ。ほくほくの食感と自然の甘みが特徴で、スープやサラダ、スイーツなど幅広い調理法で素材の味を楽しめるのもうれしいところです。