疲れ・だるさ

「だるさ(倦怠感)」の原因と解消法

疲れ・だるさ

だるさ(倦怠感)とは

ゆっくり休んだはずなのに身体が重くて何もする気が起きない・・・

疲れが取れなくて集中できない・・・

これらのような症状をまとめて「だるい」といったりしますが、
そうした症状が強くなったときに医学的な言葉として「倦怠感」という言葉を使います。

だるさは、激しい運動や仕事のあとでも一時的に感じることもありますが、自然と解消していったり、十分な休養をとることによって回復することが多いです。

しかし、自分が休養をとったと思ってもだるさがとれないときや、疲れるほどの仕事をしていないにも関わらず、いつまでも疲労を感じるときは注意が必要です。

だるさ(倦怠感)症状

一般的にだるさは、身体が重くて力が入らない、集中できない、なにもする気がしないといった症状のことを指しています。

<だるさ(倦怠感)の分類>
①運動や仕事が過剰であったときにおこる肉体的疲労感がもととなっているもの
②身体はさほど使っていないのに精神的に疲労してしまったことがもとでおこるもの

人間の身体には、体内環境を一定の状態に保ち続けようとするしくみがありますが、この状態を保とうとして身体を休息させるために、だるさという症状が現れるのです。

つまり、これらの症状は「休みなさい」という身体からのサインと考えてもいいでしょう。

だるさ(倦怠感)の原因

だるさは、偏った食事による栄養不足や運動不足などの生活習慣、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど、日常生活におけるものがあります。

生活習慣によるもの

睡眠中の脳の中では、記憶を整理し定着させる働き、成長ホルモンなどを分泌して全身をメンテナンスするという働きが行われています。こうした働きが睡眠不足によってうまく機能しなくなると、心身に疲れが溜まり、心身不調を来たしやすくなります。また、偏った食事で身体に必要な栄養のバランスが乱れると、エネルギーの代謝が滞り疲れの原因に。さらに運動不足による新陳代謝などの低下で、血液や水分の循環が悪くなるとだるいといった症状を抱きやすくなります。

ストレスによるもの

ストレスの原因には、仕事や人間関係などの悩みによる日常的なものと、転勤などによる環境の変化、結婚や出産などによる生活の変化等があります。ストレスによって自律神経が乱れると、寝つきが悪くなり生活リズムが崩れたり、血行を悪くして身体を冷やしてしまったりと、ホルモンバランスの乱れにも影響してしまい、身体がだるいといった症状が現れるのです。

だるさ(倦怠感)を解消するために

だるさには、やはり生活習慣の改善が1番の解消法といえます。

良質な睡眠を確保しましょう

質の良い睡眠のためには寝る前の過ごし方も重要です。寝る前に激しい運動や仕事をすると交感神経を優位にさせてしまうため、寝つきが悪くなります。また、寝る3時間前までに食事をすませておくことも重要です。どうしても難しい場合は、消化のいいものを食べるようにしましょう。

寝る前に、白湯などの温かい飲み物をとることもおすすめです。
白湯には、胃腸に負担をかけることなく身体を温めてくれる作用があります。

そして、夜にはシャワーだけでなく湯船にしっかりと浸かりましょう。
身体をリラックスさせることができ、質の良い睡眠へと導いてくれます。

バランスの良い食事を心がけましょう

栄養バランスの良い食事とは、炭水化物、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質といった5大栄養素を過不足なくとることです。ただし、難しく考える必要はなく、主食、主菜、副菜、汁物が揃った定食スタイルの食事を目安にし、丼物や麺類のみの場合は、主菜や副菜にかわるものを1品プラスするなどして工夫することでバランスを整えることができます。

よく噛んで食べ、唾液の分泌を促し、胃腸を活発に動かすことも重要です。

適度な運動で身体を動かしましょう

一気に激しい運動をするのではなく、心地よい程度の運動から量を増やしていき、生活に合わせた負担のない範囲を見極めていくと良いでしょう。例えば日常の中で出来ることとして、エスカレーターではなく階段を利用したり、一駅分歩いてみることも適度な運動といえます。

1日30分程度の有酸素運動やスクワットなどの下半身の筋トレも効果的です。

まとめ

だるさ(倦怠感)とは、体内環境の乱れを知らせるアラームといえるでしょう。身体からのメッセージでもあるだるさ(倦怠感)を覚えたときは、無理をせず、日常生活を見直すきっかけにしましょう。

忙しくてゆっくりする時間がないという方は、1日30分自分の時間を作るだけでも、身体を休めることができます。アロマなどの香りで心や身体をリラックスさせたり、ただただぼーっと過ごしたり・・・まずは、自分にとって休まる時間を作ってみませんか?

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