じゃがいものいろは
じゃがいもは、1年を通して手に入りやすい食材のひとつ。
煮物や炒め物、サラダやカレーなどいろいろなメニューに活用できるため世界中で好まれています。
ジャガイモ(馬鈴薯/ じゃがいも)【分類:ナス科>ナス属】
じゃがいもは、17世紀の初めにインドネシアのジャカルタから伝わりました。
そのため「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって、
じゃがいもになったといわれています。
じゃがいもの旬
じゃがいもの旬は、春(5~6月)と秋(10月~2月)の年2回です。
春は、皮が薄くみずみずしい新じゃがと呼ばれるじゃがいもが取れます。
反対に秋は、皮が厚めで、長期保存に向くじゃがいもが取れます。
実は低カロリー
じゃがいもは、フライドポテトなどの油っぽいイメージも強く高カロリーだと思われがち。
しかし、白ごはんが100gあたり170kcal程度に対し、じゃがいもはその半分の80kcalくらいしかなく、実は、お腹は満たされるのにカロリーは比較的低めな優れた野菜なのです。
じゃがいもに含まれるビタミンCの量はみかんと同じ!
レモンやみかんに多く含まれるイメージがあるビタミンCは、免疫力を高めたり、コラーゲンの生成を促したり、鉄やカルシウムの吸収を高めるなどの効果が期待できますが、じゃがいも(生)には、実はみかんと同じくらいの量のビタミンCが含まれています。
ビタミンCは熱に弱いので加熱調理で失われやすいことが知られています。しかし、じゃがいもの場合はでんぷんがビタミンCを守るので、加熱調理をしてもビタミンCが失われにくいようです。
その他じゃがいもの栄養素
・カリウム
・食物繊維
・鉄
・マグネシウム
など、身体を健康に保つための栄養素がたくさん含まれています。
じゃがいもの種類
甘み、食感、そして煮くずれしにくいかどうかなどで品種が異なります。男爵とメークインが二大品種で有名ですが、その他にもいろいろな種類があるので、料理によって使い分けましょう。
ここでは、スーパーでもよく目にするしゃがいも2種類をご紹介します!
男爵
ほくほくした食感が特徴です。
ポテトサラダ、コロッケ、マッシュポテトなど、加熱し、つぶして使う調理に向いています。
メークイン
長卵形でしっとりとした食感で煮崩れしにくいのが特徴です。
炒め物やカレー、シチューなどの煮物に向いています。
じゃがいもの選び方
・全体的にふっくらとしている
・表面がなめらかで皮にしわや傷が少ない
・芽や皮が緑がかっていない
栄養が豊富に含まれているじゃがいも。
おいしく食べるためにも上のようなポイントをおさえて選ぶと良いでしょう!
じゃがいもの皮にも栄養あり
じゃがいもの皮にも栄養素はあるため、皮つきのまま調理すると栄養を逃さずいただけます。
用途によっては皮つきのまま調理していただいて構いません!
ただし、皮つきのまま食べるときは、毒素に注意しなければなりません。
じゃがいもの皮が緑色に変色している場合は、ソラニンという毒素が大量に発生しています。
緑色の皮を食べてしまうと、嘔吐や下痢などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。
また、じゃがいもの皮を食べるときは、じゃがいもについている土をきれいに洗い流しましょう。
じゃがいもを使ったレシピ「じゃがのとろ~りチーズ マヨみそ焼き」
ご使用の電子レンジやトースター、耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。
様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
チーズの量などはお好みに合わせて調整可能!少ない材料でパパッと簡単に作れる1品です。
まとめ
じゃがいもはさまざまな栄養素を含み、手軽に栄養素を摂取できる野菜です。
今回ご紹介したレシピも参考にしながら、栄養たっぷりのじゃがいもをいただいてみてください!