身体のトラブル元凶!?かんたん「猫背」チェック!

健康維持

近年、日本人の9割が猫背になっていることはご存知でしょうか?

デスクワークやスマートフォンの普及によって増加の一途をたどっている猫背ですが、見た目が悪いだけでなく、様々な症状を引き起こす原因ともなるので容易に放っておくことはできません。

この記事では、そんな猫背にスポットを当てて、そもそも猫背とは?から解説していきます。

「猫背」のいろは

猫背とは、猫のように背中が丸くなっている姿勢のことです。

人間の脊髄はもともとS字カーブのように湾曲していますが、猫背になるとそのカーブが強くなってしまうため、身体に負担がかかりやすくなります

湾曲するとS字カーブが焼失し、脊髄全体で弧を描くような状態の円背になってしまい高齢者に多い腰の曲がった姿勢にもなってしまいます。

また、肩が内に巻くようになり、なで肩気味になると、だるっと見えてしまうことも。

他にも姿勢が悪くなると身体全体でバランスをとろうとするため、顎が前に突き出すようになったり、腰を反らすことで反り腰になったりと背中以外にも影響が現れてきます。


「猫背」チェックをしてみよう

猫背になると見た目だけでなく、日常生活動作への支障など様々な問題が起こりやすくなります。

壁に頭(後頭部)、肩(肩甲骨)、お尻、かかとをつけるように立ってみましょう。

無理なく正しい姿勢で立つことはできますか?

姿勢が正しければ、ゆるやかなS字のカーブを描いている背中は、腰のあたりで手のひらが入るくらいの隙間がややできますが、腰と壁の間に手が簡単に入るのも猫背の可能性が。

また、この姿勢ができたとしても、維持するのが少しでも辛いと感じた場合は、猫背予備軍の可能性があります。

次の項目をチェックしてみましょう。

□頭が壁についていない
□腰が痛い
□ふくらはぎが張っている感じがする
□顎が上がってしまい上を向いてしまう
□身体が前に倒れそうになる

など、これらの項目に当てはまる方は猫背の可能性が高いです。


「猫背」のデメリット

猫背だったとしても、特に自覚症状がないから気にしていないという方も多いのではないでしょうか。

腹筋や背筋を意識して使わなければ、つい楽な姿勢として猫背になってしまいがちです。

実は、猫背の方が筋肉や骨に負担がかかっているのです。その結果、首や肩、胸まわりの筋肉が緊張して固くなりやすくなり、首や肩のコリを引き起こしてしまいます。

また、猫背は見た目が老けて見えるばかりでなく、さらに腰から下にも影響を及ぼし、腰痛、ポッコリお腹、垂れ尻などの原因になることも。

それは、猫背によって骨盤が後ろに傾いてしまうからです。

猫背によって頭や肩が前に出ると、人間の身体はバランスをとるために、腰を後ろに傾けようとします。

この状態が長く続きクセになると、骨盤が後ろに傾いたままになりやすいといわれています。

まずは「猫背」とは何かを理解し、まずは自分の姿勢をチェックして見直してみましょう。