秋風邪対策!免疫力を上げるために出来ること3選!

健康維持

はじめに

暑い夏が過ぎ、さわやかな風が吹き始める秋。
朝晩は上着がいるくらい冷え込むのに対し、日中は暑く風邪をひきやすい季節でもあります。

そして、風邪をひきやすい人、ひきにくい人が分かれる時期。


その分かれ目は、実は身体の「抵抗力=免疫力の強さ」にあるのです。

今年の秋は免疫力をアップさせて、風邪に負けない身体を目指しましょう!


風邪の主な原因はウイルスによるもの

空気中には病気を起こすウイルスや細菌、カビなどの病原体が浮遊しています。


風邪とは、鼻やのどが微生物に感染することによって起こります。

原因微生物の約90%はウイルスが占めており、ウイルスは空気中の水分が多いとチリやホコリと一緒に地面に落ちていきます。しかし、空気が乾燥していると長時間漂っていられるという特徴があります。

つまり、秋~冬にかけて風邪が流行する一因です。

風邪の症状である、くしゃみ、鼻水、発熱などはウィルスを追い出そう、力を抑えようとする免疫反応のひとつ。免疫力が高い人はこれらの反応によって、風邪にかからなかったり、風邪をひいたとしても軽い症状ですんだりします。

しかし、免疫力が弱まっていると、ウィルスを追い出そうとする力が働かず、
長引いたり、さまざまな症状が出てしまうのです。


免疫力を高める方法

免疫力を高める一番の方法は「体温を上げる」ことです。

体温が1℃上がると最大5倍~6倍も免疫力が上がり、逆に1℃下がると免疫力が30%下がる

体温は身体を病気から守ってくれる免疫力に関係しており、体温が上がると免疫力が上がるといわれています。体温が上がることで血液の流れもよくなるのです。


血液中では免疫細胞(白血球など)が、身体に侵入したウイルスや細菌を退治するためにパトロールをしています。血液の流れがよくなると白血球の動きも活性化されるため、免疫力が高まるのです。病気になったときに発熱するのは、身体が体温を上昇させることで白血球を活性化させて、病気と戦う力を上げようとしているからです。


適度な運動

低体温の原因の多くは筋肉量の低下です。低体温の人は、血液の流れがよくなく、免疫力も低い傾向にあります。そのため、適度な運動で、基礎代謝を上げることが大切です。


まずは、1日30分以上のウオーキングで筋肉を維持することを心がけましょう。時間が取れない人は、寝る前に足の親指を上下に動かす運動を30回するだけでも近い効果が得られます。


入浴

忙しかったりお風呂が面倒だと感じたりして、ついシャワーで済ませてしまうこともあるかもしれませんが、体温を上げるには、湯舟にしっかりつかることが大切です。

理想の入浴方法は40℃前後のお湯に毎日10分程度つかること。それだけで体温は1℃上がると言われています。ただし、長時間の入浴や熱いお湯の入浴は避けましょう。血圧が上昇するとともに、体力を消耗してしまうほか、大量の汗をかくことで血流が悪くなることがあります。

また半身浴にはデトックス効果があると言われるものの、体温を上げることには向きません。
全身浴は体温も上がりやすく、浮力によるリラックス効果でストレスが緩和され免疫力が高まります。


バランスの良い食事

体温を上げて免疫力を高めるためには、1日3食、バランスのよい食事を心がけましょう。
食べることで胃が消化・吸収をよくしようと働くため、基礎代謝が上がり、自然と体温も上昇します。

身体を冷やす食べもの(例)
トマト、きゅうり、なすなどの夏野菜

身体を温める食べもの(例)
しょうが、にんにく、ねぎなどの辛みのあるもの、鶏肉、ラム


また、免疫細胞の約7割が腸にいると言われています。
ビフィズス菌を含むヨーグルトなどで腸内環境を整えることも効果的でしょう。


まとめ

「病は気から」と言われるように、免疫にとってストレスは大敵です。ストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れ、食欲不振や血行不良を起こし、しいては免疫力の低下につながってしまいます。

ストレスの原因はさまざまかもしれませんが、自分なりの解消法を見つけて、ストレスフリーな毎日を目指しましょう。