ビタミンAってなに?
レバーなどの動物性食品、緑黄色野菜などの植物性食品から摂れるのがビタミンAや体内でビタミンAの働きをするカロテンです。
ビタミンAは脂溶性ビタミンの一種。油で調理すると、生で食べるより効率よく吸収できます。
その他の主な働きとしては、
◎視覚の健康を保つ
◎皮膚や粘膜の健康を保つ
◎活性酸素の働きを抑え、老化を防ぐ
といったものがあります。
ビタミンAを豊富に含む食材
鶏や豚のレバーといった動物性食品にはレチノールがたっぷり。うなぎやホタルイカといった魚介類、卵黄にも多く含まれています。また、カロテン類は色素成分でもあるため、植物性の食品の中でも、色の濃い緑黄色野菜や果物に豊富な特徴があります。
(100gあたり)
肉や魚に含まれるレチノールのほうが、野菜などに含まれるカロテン類よりも体内で効率よく利用されますが、とりすぎると健康障害を招くので、とりすぎにはご注意を。一方、カロテン類ならとりすぎても健康障害は起こりません。安心して緑黄色野菜をたくさんとりましょう。
栄養価を逃がさないコツ
・レチノール類もカロテン類も、どちらかに偏らず両方ともバランスよくとりましょう。
・脂溶性のカロテン類は体内に吸収されにくいです。加熱調理の際は油で炒めましょう。
・生食であればドレッシングやマヨネーズなど、油を含む調味料と一緒に食べると良いでしょう。
+1レシピ「レンジで簡単!にんじんとピーマンのきんぴら」
カロテンの語源がキャロットであるように、βカロテンの含有量が高く1/2本で1日に摂りたい量がほぼとれるほど。東洋系の品種はリコピンも含みます。高い抗酸化力があり、がんのリスク低減や免疫機能向上も報告されています。にんじんのβカロテンは、皮の下に多く含まれているので、調理の時は、皮を良く洗って皮付きのままや、薄くむくとよいでしょう。
①にんじんは皮を剥き、細切りにする。
耐熱ボウルににんじんとAを入れて混ぜ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで2分加熱。
②ピーマンの種を取り除き、細切りにする。
③1の耐熱容器が少し冷めてから取り出す。
ピーマンを加えて混ぜ、再度ふんわりとラップをして1分30秒電子レンジで加熱する。
④白ごまをちらしてまぜ、器に盛り付けたら完成。
「レンジで簡単!にんじんとピーマンのきんぴら」つくりかた動画
(参考文献)