足りてない栄養素を補うためによく利用されるサプリメント。
表記されている通りの栄養素が摂れるのなら、無理して嫌いな野菜などを食べる必要はないのでは?という気にもさえなっていたりしませんか?
野菜だけで栄養を補える?
厚生労働省では健康的な生活を維持する為に「1日に350g以上の野菜を食べる」ことを目標値として掲げていますが、実際のところ、食材のみで栄養を取りきるのはなかなか難しいかもしれません。
また、野菜には「水溶性ビタミン」という熱に弱い栄養素を含むものがあります。
加熱をするとビタミンが破壊され、野菜から流れてなくなってしまうのです。
さらには、自分自身に必要な栄養を野菜から満たそうとするとかなりの量になってしまいます。
それを毎日となるとかなり大変ではありませんか?
それに加え、大量の野菜を食べようとすると、身体の消化が追い付かず、胃腸が弱ってしまう原因にもなってしまいます。
このような理由からも、栄養補助としてサプリメントは有用だといえるでしょう。
但し、サプリメントだけはNG
食事だけでは必要な栄養を摂りきるのは現実的ではないとお話ししましたが、逆に、サプリメントだけの生活がよいのか?といわれるとお勧めはできません。
なぜなら、米や野菜を全く食べずにサプリメントだけで必要な栄養素を摂取しようとすると、かなりの錠剤になることが考えられるからです。
また、錠剤は水で飲むだけなので「噛む」という動作が不要です。
その結果、咀嚼機能が衰えたり、唾液や消化酵素が出なくなったりして、虫歯になりやすくなるリスクもあります。
サプリメントを上手に取り入れるために
簡単に摂れるサプリメントでおすすめなのが「ビタミンB」や「ビタミンC」になります。多くの現代人に足りていない栄養素に加え、過剰摂取の心配がないので安心できる栄養素だからです。
ビタミンBは不足するとイライラしたり口内炎ができたりすることが。また、ビタミンC不足は貧血や肌荒れなどの症状を引き起こす可能性もあるため、注意したい栄養素です。
サプリメントの選び方
ドラッグストアでサプリメントを買おうにも種類が豊富すぎて悩みませんか?
「含有量≒栄養を補える」「価格≒品質が良い」と思っている方もいるかもしれませんがそれが「≒」とは言い切れません。
サプリメントには成分を均一にする、粒を固める、安定した品質の商品を作りお届けするといった目的から、保存料、乳化剤、被包剤、香料などが含まれているものも多くあります。しかし、口から身体へと入るサプリメントは安全性のある天然成分を選びたいところ。まずは原材料名から添加物をチェックし、なるべく少ないものを選ぶようにしましょう!