食べると太るは勘違い?!果物の魅力とは?

健康維持

「果物は甘い=食べると太る」というイメージはありませんか?

ケーキ程の甘さがあるからきっとカロリーも高いはず・・・

と、ダイエット中など嫌煙されがちですが、実は果物には毎日積極的に摂りたい栄養素がたっぷり!

今回は、果物は太るというイメージを払拭すべく、果物に含まれる糖についてお伝えします。

果物は太りやすいの?

果物には甘さを強く感じる果糖が含まれていますが、甘いからといって高カロリーというわけではありません

果物の甘さを強く感じるのは果糖によるものであり、果糖は砂糖の1.15~1.73倍甘さを感じますが、エネルギーは1g当たり4㎉と、他の糖と変わりません。

甘いからといってエネルギーが高いというわけではないのです。

また、果物には各種のビタミンをはじめ、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

菓子類のようにエネルギーが高い脂質がほとんど含まれていないため、100g当たりのエネルギーは意外と少なく50㎉ 程度で、ショートケーキの15%程度といわれています。

もちろん、だからといって食べ過ぎるのはNG!

カロリーオーバーにならないように賢く食べることが大切です。


太りやすい糖

ずばり、精製された糖です。

ブドウ糖果糖液糖果糖ブドウ糖液糖などの表記を見たことはありませんか?

ジュースやドレッシングなど、身近な食品に含まれていますが、ビタミン、ミネラル、食物繊維がほぼないため、代謝が滞りやすく脂肪に変換されやすいといわれています。

これらは果糖の糖とは別物で、異性化糖と呼ばれています。

異性化糖とは、でんぷんを原料として作るぶどう糖(グルコース)と果糖(フルクトース)の混合液
でんぷんには、とうもろこしでんぷん、じゃがいもでんぷんあるいはさつまいもでんぷんなどが利用されています。
でんぷんそのものには甘味はありませんが、でんぷんに酵素を添加し分解していくことで甘みを持つぶどう糖や果糖が作られていきます。


果物を美味しくたべるために

果物は甘味や酸味、バランスが良く爽やかな味わいで、香りも楽しめます。
彩りの良いフルーツは食卓に華やかさをプラス!
毎日の生活に積極的に摂り入れましょう。


旬のものを選ぼう

季節に採れる旬の果物には、以下のような魅力やメリットがあります。

・栄養が豊富 
・体調が整いやすい
・味が濃い
・値段がお手頃
・季節を感じられる

例えば、バナナなど南国でとれる果物は身体を冷やす力があるので、夏もおすすめです。

果物をあまり食べない理由に、皮むきや切るのが面倒、日持ちがしないという声をよく聞きます。そんな時はスーパーやコンビニに並んでいる「カットフルーツ」を利用してみてはいかがでしょうか?


冷凍フルーツを活用してみよう

価格が安定してストックできる「冷凍フルーツ」は使い勝手抜群の代物!

果物は生のほうが新鮮で栄養価も高いイメージがありますが、冷凍の野菜や果物は旬の時期に採れたものが大半なので、旬の時期を外れた野菜や果物と比べると、ビタミンなどの栄養価が高い場合もあるようです。

マンゴー

面倒なカット済の冷凍マンゴー。ヨーグルトのトッピングやスムージーにはもちろんのこと、アイスの代わりにも大活躍です!

わけありむかん

外皮をむく手間がいらないみかんの冷凍!新鮮なみかんのおいしさが凝縮されています。

ベリーミックス

大人気のコストコベリーミックス!3種のベリーが入っているので贅沢な味わいを一気に味わえます!


1日にどのくらい食べればよい?

フルーツは1日200g程度を目安に食べましょう。

厚生労働省と農林水産省が策定した「食事バランスガイド」では、1日200g程度の果物を摂取することが推奨されていますが、現代人の果物の摂取量は少なく、1日100g程度しか摂れていない方がほとんどのようです。


ドライフルーツや缶詰などのシロップ漬けになっている果物は、糖分が多く、高エネルギーです。ドライフルーツならば、1日20〜30gを目安に食べるようにしましょう。


果物を食べるタイミング

朝のりんごは金のりんごりんごにまつわるこんなことわざ、知っていますか?

「朝のりんご(果物)は金、昼は銀、夜は銅(もしくは鉄)」
これはイギリスで古くから伝わることわざ。

これは同じりんごでも食べる時間帯が重要だということを表しています。

また、「一日一個のりんごは医者を遠ざける」こちらもイギリスの有名なことわざです。

朝の果物のメリットは、寝ている間に汗などでなくなった水分を補ったり、一日のエネルギー源となる炭水化物を摂れたり、体内時計をリセットするのに効果的です。

果物は消化が早く、胃腸への負担を減らすことができ、食物繊維も豊富なのでお通じをスムーズにする効果も期待できます。

しかし、朝にこだわる必要はありません。

エネルギー源となる糖類、体調を整えるビタミン、現代人に不足がちな良質な食物繊維が多く含まれている果物は、昼でも夜でも十分な量を毎日食べることが健康維持には効果的であり、「昼の果物も金」、「夜の果物も金」といえるでしょう。

とは言っても、夜は体内での消化が間に合わず、エネルギーに変わるはずのものが脂肪に変わってしまいます。

果物に限らず、就寝2~3時間前の摂取は控えるようにしましょう。


まとめ

果物は、水分・ビタミン・ミネラル・食物繊維などを含み、気軽に食べることができる便利アイテム!水分や食物繊維が豊富なので、低カロリーでも十分に満腹感が得られます。

また、野菜サラダのようにドレッシングをかける必要もないので、脂質の摂取を控えられますし、塩などの味付けも必要ありません。煮たり焼いたり、加熱せずに、そのまま手軽に食べられるので、栄養成分の損失も少ないのが特徴です。

フレッシュなものは勿論ですが、カットされたものや冷凍フルーツを活用して、無理なく果物を生活の一部としてプラスしてみましょう!食べ過ぎずに適度な量を守れば、果物はダイエットの見方にもなる代物です!!